ハードロック/へヴィメタルを弾くギタリストにとってドロップチューニングは必須。
ぼくもメタルを弾くことが多く、持っているギターのほとんどをドロップチューニングにしています。
そこで今回は、ドロップD ~ドロップAまでのおすすめのギター弦を紹介していきます。
この記事を読めばすぐにドロップチューニングにできるので、さっそく見ていきましょう。
ドロップチューニングとは?
ドロップチューニングとは、6弦ギターなら1弦から5弦に対して6弦のみを1音下げるチューニングです。
7弦ギターなら、7弦のみを1音下げます。
例えばレギュラーチューニングは「EADGBE」ですが、ドロップチューニングだと「DADGBE」です。
人差し指か中指、もしくは中指と薬指を使って押さえるだけで、パワーコードと同じサウンドがだせます。
パワーコードよりも簡単に押さえることができるので、激しいギタープレイの多いハードロック/へヴィメタルでは多用されていますね。
チューニングを低くすればするほど弦にかかるテンション(張りの強さ)が弱くなるので、弦のゲージ(弦の太さ)を太くしたり、弦高を上げるなどして、弦にかかるテンションを調整する必要があります。
そこで下記では、各ドロップチューニングに最適な弦のゲージを紹介していきます。
ドロップチューニングにおすすめのギター弦
ドロップD(D,A,D,G,B,E)
1弦から5弦まではレギュラーチューニングと同じで、6弦のみを1音下げたチューニングです。
レギュラーゲージの「10-46」でも問題なく、ぼくもこのゲージを使っています。
ですが「10-46」だと6弦が少し緩いので、ベストを求めるなら6弦のみ「49」に変えることをおすすめします。
ドロップC#(C#, G#, C#, F#, A#, D#)
1弦から5弦までを半音下げ、6弦を1音半下げたチューニングです。
ゲージは「10-52」がおすすめ。
半音下げぐらいなら、1弦から3弦まではレギュラーゲージと同じでOKです。
6弦を「49」にして「ドロップD」「ドロップC#」どちらも弾けるようにするのもアリ。
ドロップC(C, G, C, F, A, D)
1弦から5弦までを1音下げ、6弦を2音下げたチューニングです。
ゲージは「11-54」がおすすめ。
もし太いと感じる場合は、「11-49」のセットを選ぶのもアリです。
緩くなるので押さえやすくなりますが、ピッキングハーモニクスなどがしづらくなるので、弾く曲やプレイスタイルによって使いわけましょう。
ドロップB(B,F#,B,E,G#,C#)
1弦から5弦までを1音半下げ、6弦を2音半下げたチューニングです。
ゲージは「12-56」がおすすめ。
レギュラーゲージと比べるとかなり弦が太くなっているので、押さえづらい場合は「11-54」にするといいでしょう。
ドロップA#(A#,F,A#,D#,G,C)
1弦から5弦までを2音下げ、6弦を3音下げたチューニングです。
ゲージは「12-59」あたりがおすすめ。
ここまで弦が太くなると、6弦セットがあまりなく7弦セットになってきます。
7弦セットを6弦ギターに張る場合は、6弦を使わずに7弦を6弦として使うと、「ドロップチューニングは1弦から5弦に対して6弦のみ1音下がっている」のでテンションが調度よくなります。
それと7弦セットは4弦~7弦がワウンド弦(巻き弦)になっているので、1弦を使わずに2弦~7弦を6弦ギターに張ると3弦がワウンド弦になってしまうので気をつけましょう。
ドロップA(A,E,A,D,F#,B)
1弦から5弦までを2音半下げ、6弦を3音半下げたチューニングです。
ゲージは「12-62」あたりがおすすめ。
6弦セットの「ERNIEBALL Mammoth Slinky」は3弦がワウンド弦になっています。
なので7弦ギターに張る場合は、プレーン弦の1弦を別で買い足すと「ドロップA」に最適なゲージになり、現在でているセットの中ではかなりベストだと思います。
まとめ
求めるサウンドや弦高によっても、どの弦どのゲージにするかが変わってきます。
ギターのスケール(ナットからブリッジまでの長さ)も考慮して、ゲージを決めるとより正確に選べます。
弦は消耗品なので、お気に入りのゲージが見つかるまでガンガン変えていきましょう!