ギターをはじめたら一度は弾いてみたいと思う速弾き。
ですが、速さについていけなかったり左右の手のリズムが合わなかったりして、上達が止まっている人も多いのではないでしょうか?
それに、バッキングと比べて速弾きは目コピや耳コピをすることが難しく、挫折してしまうなんてことも…
そこで今回は、速弾きの効果的な練習方法とコツを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
速弾きの練習方法
確実に弾けるテンポにする
まず、確実に弾けるテンポで練習しましょう。
メトロノームを使うかもしくはYouTubeにスロー再生の機能があるので、0.5倍速などあなたが確実に弾けるテンポを探してください。
見つけたらそれが0.25倍速など、かなりスローに感じるテンポであってもOKです。
少しずつテンポを上げていくことで、正確なピッキングとフィンガリングができるようになり、通常のテンポでは聴きとれなかった音も聴きとれるようになります。
録音してみる
スマートフォンでもいいので録音してみましょう。
客観的に自分の演奏を聴くことで、弾いているときには気付かなかったミスがわかるようになります。
それと、練習をするときはTREBLEを上げるとミスが目立つので効果的です。
合わせてGAINも上げるとしっかりミュートができているか確認ができるので、次の練習からやってみましょう。
上手い人のピッキングとフィンガリングを完コピする
ギターに限らず上達のコツはコピーをすること。
ここでは単純にコピーをするのではなく、完コピすることをおすすめしています。
上手い人のピッキングとフィンガリングを完コピすることで、なぜそう弾いているのかがわかってくるため、どんどん弾きやすくなっていくことを感じるはずです。
YouTubeではプロのギタリストの演奏が観れますし、ギタープレイをレクチャーしている動画なども多数あるので完コピしてみましょう。
速弾きのコツ
ピッキングは力を抜いて動きは小さく
力を抜いてピッキングをすることで、ピックにかかる弦の抵抗を最小限に抑えられスムーズに弾けるようになります。
ピックを浅くあてることでも弦の抵抗を抑えられるので、ピックの先端でピッキングする感覚で弾いてみましょう。
また、動きを小さくすることで無駄な動きがなくなり、すぐに次のピッキングに移れるのでより速く弾けるようになります。
ピックはジャズ型
もしあなたがジャズ型のピックをを使っていないのであれば、ピックを変えるだけで今より上手く弾けるようになるかもしれません。
ジャズ型のピックは他のピックと比べてサイズが小さく、先端が尖っているで速弾きに向いています。
下記では、実際に使っている速弾きにおすすめのピックを紹介していきます。
Jim Dunlop JOHN PETRUCCI SIGNATURE PICK
プログレッシブ・メタルバンド、Dream Theaterのギタリスト、John Petrucciのシグネチャーモデルのピックです。
厚さは1.5mmと厚すぎずバランスの取れたサイズ感で、JPのロゴが滑り止めになっています。
硬めですが弦離れが良く、スムーズな弾き心地を実現。
速弾きにはもちろん、バッキングにも向いている一枚です。
Jim Dunlop Ultex Jazz III
厚さは1.38mmで適度な硬さがありサイズは小さめ、手に馴染みやすくサラサラした手触りが特徴です。
弾いた感じは他のピックより少しブライトなサウンドになる印象。
クセが少ないピックなので汎用性が高く、一枚持っておくことをおすすめします。
Jim Dunlop ULTEX JAZZ III 2.0
厚さは2mmと厚めで、ロゴ部分が少し盛り上がった立体感のある形状をしており、先端にかけて少し薄くなっているような感覚のピックです。
硬くしなることがないので速弾きに最適で、自然に削れるので長く使えます。
「Jim Dunlop Ultex Jazz III」では薄いと感じる人におすすめのピックです。
上記のピックは全てウルテックス素材でできています。ウルテックス素材は人の爪に近いと言われている素材で、弦離れが良く弾きやすいので、ぜひ一度試してみてください。
まとめ
最初は、一番簡単にできるジャズ型のピックに変えることからやってみるのがおすすめです。
ピックは高い買い物ではないので、数種類試してあなたのギタープレイや弾く曲に合ったピックを見つけてみてください。
速弾きを弾けるようになるまでには練習を継続することが大切なので、無理のない範囲でコツコツと頑張っていきましょう。
トモ藤田さん著書の「耳と感性でギターが弾ける本」は、初心者にもわかりやすくギターを練習する際の基本が書かれているため、「ギターを上達させたい」という人におすすめの教則本です。
学ぶことが多く練習への取り組み方が変わってくるので、ぜひ読んでみてください。